(´;ω;`)ブワッ


by nakieiga
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グレート・インフルエンザ/ジョン・バリー(平沢正夫訳)

インフルエンザが流行っていることもあって、マーケット・プレイスにて半額で購入。

1918年、第一次世界大戦を終結させる引き金になったとも言われる「スペイン・インフルエンザ」。それがどのような経緯で発生、そしてアウトブレイクし、人類はウイルスにどう立ち向かっていったのか、詳細を告げるノンフィクション。

てっきり中国辺りが発祥かと思ったら、アメリカの農村生まれ。当時のアメリカでは、農民は家畜と一緒に暮らしていたのだ。

本来ならその限られた地域で終息する筈のインフルエンザだが、アメリカが第一次世界大戦に参戦したため、インフルエンザに罹患した若者たちが国のあちこちのキャンプへ行った。キャンプと言えば、不衛生で、人が大勢集まる場所だ。かくしてインフルエンザはアメリカ国内で牙を研ぎ、部隊がヨーロッパへ派遣されると、そこで一気にアウトブレイクしたというわけである。

アメリカ産なのに何故「スペイン・インフルエンザ」なのか? 当時、大国は戦争状態にあり、国内の不利な情報をオープンしようとはしなかった。中立国であったスペインの新聞が、フェルディナント国王がインフルエンザで重篤な状態にあると報じたことがきっかけとなり、世界的に流行したこのインフルエンザは「スペイン風邪」と呼ばれるようになったのである。

各章の終わり方が「驚愕の事実はCMの後で!」といったノリなので、ひょっとすると原文は読み物としても楽しめるものかもしれないが、直訳調なので少し読み辛い。

最後に最近のインフルエンザ事情についても述べられており、話題のタミフルについての記述も少しだけあった。ウイルスが取り付いた細胞を攻撃した後、別の細胞へ移ろうとするのを防ぐ役目をするのがタミフルなんだそうだ。そう説明されるとインフルエンザに効くというメカニズムがわかる。で、それと同じ働きをする何とかという吸引薬もあるそうだが、こちらは副作用はないんだろうか。

と思って少しググったら見つかった。吸引薬の名前は「リレンザ」。

●新インフルエンザ治療薬、健康保険適用の不可解
●タイムリーな勉強会(堕天使の呟き様)

リレンザ」、忘れないようにしよう。

★★(拾い読みでOK)
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by nakieiga | 2007-03-26 11:12 | 読書