(´;ω;`)ブワッ


by nakieiga
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カテゴリ:映画( 7 )

もともとミーハー嫌いなので、当時話題だった映画『ロッキー』なんてもちろん観ない。高校生の文化祭のその前日際で、全校生徒を集めて映画鑑賞会をした時も、「『ロッキー』、あんなのハリウッドの商業主義が生み出した唾棄すべきゴミだね」なんて斜に構えていた。

体育館から出てきた時には、シャドー・ボクシングを始めていた。

それからも第1作はテレビなどで見たと思うが、第2~第4作は観なかったし、観たいとも思わなかった。今回、劇場まで足を運ぶ気になったのは、『ロッキー・ザ・ファイナル』の邦題ではなく、『ロッキー・バルボア』という原題に惹かれたからだ。原点回帰、そう読み取れた。

かつてのヘビー級チャンピオンは、今はレストランのオーナーになっていた。最愛の妻エイドリアンは他界し、息子は親元を離れて生活をしていた。満ち足りた生活ではあったが、何かが足りない。ロッキーは昔話を客に聞かせるサービスをしていた。息子は親の七光りで仕事に就き、何とか自分の足で立とうと努力をしていた。そのために、不必要にロッキーを避ける。結局、二人とも過去に縛られていたのだ。

突然、その呪縛から解き放たれる機会が訪れる。ロッキーがプロボクサーへの現役復帰を申請、そしてあまりに強すぎて対戦相手がいないヘビー級のボクサー、メイソン・ディクソンとのエキシビジョン・マッチが執り行われることとなったのである。「金儲けのための見世物興業だから」と、手抜き試合を持ちかけるメイソンに対し、ロッキーにできることは一つしかなかった。

つまらなくはないが、驚きもなかった。映画館を出てもシャドー・ボクシングをすることもなかった。

ただ、ロッキーが気にかける女性が試合直前に言った言葉、「明日は、心は老いないということを証明してみせて」にはグッときた。こういう女性が身近にいれば、戦い続けることができそうだ。

★★★(まあ、こんなもんでしょ)
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by nakieiga | 2007-04-23 11:32 | 映画
窪塚洋介猛反撃「井筒監督はアホ」

> 窪塚は「この映画を見て、戦争賛美だというヤツはアホだと思う。もう一回見た方がいい。見る前に言うヤツはアホ」とバッサリ
> 同じ映画監督として、新城監督も「映画を見てからコメントしてほしい。それがお互いの礼儀でありルール。パフォーマンスとしての発言は、やがて本人に返ってくる」と井筒監督への怒りをあらわに。


井筒はアホと言うより下劣なんだ。

だがしかし、だからと言って『俺は、君のためにこそ死ににいく』が優れた作品とは限らない。劇場で垂れ流されたメイキング&予告でお腹一杯の感はある。
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by nakieiga | 2007-04-20 16:08 | 映画

ブラックブック(2)

眼下の敵』を観て気づいたこと。

戦争を扱った映画のテーマとして、「復讐の連鎖」があると思う。どこかでこの連鎖を断ち切らなければならないが、そんなに簡単なものではない。

『ブラックブック』に出てくる人々も、この復讐の連鎖の中に閉じ込められている。騙され、親兄弟を殺されたユダヤ人女性。祖国解放を願うレジスタンス。レジスタンスの裏切り者。二重スパイ。敗北主義者。占領者たるドイツに協力したオランダ人。

『眼下の敵』では、「死も任務のうち」と説き、己の意志を貫いたクルト・ユルゲンスは、「死と破壊」の繰り返しは必然とするロバート・ミッチャムの復讐の連鎖を断ち切った。『ブラックブック』では、ヒロインのラヘルはその連鎖から逃れるためにイスラエルへ渡った。しかし、である。

逃げているだけでは解決しない問題もあるということだろうか。
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by nakieiga | 2007-04-09 10:19 | 映画

ブラックブック(1)

ポール”変態”バーホーベン監督作品。

舞台は1944年9月、第二次大戦中のオランダ。ドイツ軍の占領下にあったが、同年6月に連合軍は大陸反攻作戦(『史上最大の作戦』『プライベート・ライアン』)を実施、8月にはパリを解放していた。オランダまであと一歩、という距離だが、モンゴメリー主導で行われたマーケット・ガーデン作戦(『遠すぎた橋』)は大失敗、結局オランダの大半は戦争が終わるまでドイツ軍に支配されたままだった。

ユダヤ人女性ラヘルは隠れ家で暮らしていたが、連合軍の爆撃機が投棄した爆弾により焼け出されてしまう。親兄弟、その他のユダヤ人とともに連合軍に解放された南部へ逃れようとするが、手配してもらった運河船がドイツ軍の待ち伏せに遭い、ラヘルを除いて全員が射殺されてしまった。

難を逃れた彼女はレジスタンスに助けられ、女性工作員としてドイツ軍諜報部のムンツェ大尉に接近する。

これはオランダ人による、オランダ人のための、第二次大戦を再考するための物語なのだろう。占領軍に協力する者がいて、それに抗う者がいた。ユダヤ人を助ける者がいて、ユダヤ人をナチスに売り渡す者がいた。それで私服を肥やす者もいれば、仲間を裏切る者もいた。そのいずれもがオランダ人である。

やがて連合軍が進駐し、占領者と被占領者の立場が逆転すると、人心はこうも簡単に変化するものかと驚かされる。それまで虐げられてきた者たちが強権をふるい、ドイツ軍協力者を吊るし上げる。しかし、実はそれこそがナチズムの姿であり、先日まで不況に喘いでいた床屋の親父が翌日にはナチスの将校になって威張り散らすという、醜悪な人間性の発露である。そう、ナチズム(に象徴される非人間性)は特殊なものではなく、誰もが飼っている怪物みたいなものだ。いつ皮膚を食い破って表に出ようかと、常に機会をうかがっている。

とまあ、そんなことを嫌でも考えさせられる。

『スターシップ・トルーパーズ』では、予算不足じゃなく、人体がバラバラにされるシーンを撮りたかったからパワードスーツを出さなかったんじゃないか、と噂されるバーホーベンらしいマニアックなシーンが多い。わざわざ「毛」を染めるシーンを入れたり、薬剤が染みたり、ヒロインを汚物まみれにしたり。そうした執拗な演出の積み重ねが、効果的に働いているとは思うが。

冒頭で気づくべきだったが、実に皮肉なエンディングであり、観終わった後にハッピーになれるタイプの映画ではない。しかし144分という上映時間を長く感じさせない巧さがあり、劇場を出てからもいろんなことを考えてしまう、良い作品であることは間違いない。

★★★★(かなり満足)
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by nakieiga | 2007-04-08 01:50 | 映画
その昔、SHOWBIZ COUNTDOWNで紹介された『アイス・プリンセス』が観たくて観たくて仕方がなかったんだけど、何故か日本では公開されなかった。その頃からフィギュア人気、高かったのにね。

「本の虫から氷上の女王へ」との惹句そのまんま、物理学的に分析したフィギュア・スケートのレポートを書くことが目的だった物理オタが、いつしかフィギュアの魅力にとりつかれていき……という、いかにもディズニーな映画(褒め言葉)。1,500円だったのでamazon.co.jpで購入した。

それはさておき、アメリカではまた珍妙な映画が公開された。

Blades of Glory

世界選手権で同時優勝したライバルの2人が乱闘、2人揃ってシングルの出場資格を剥奪されたため、史上初の男×男のペアで挑むという、頭の悪そうな映画(褒め言葉)だ。性差を乗り越えてスポーツに挑むという点では、『プリティ・リーグ』や『リトル・ダンサー』が思い出されるが、品がなさそうなので『Blades of ~』のほうが好みだ。今度こそ日本で公開されないかなあ。
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by nakieiga | 2007-04-07 13:39 | 映画
ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーということで、地雷覚悟で観に行ったが、どうしてどうして、なかなか楽しめる作品だった。

水兵とその家族500人以上が乗るフェリーが爆破テロに遭う。ATF(アメリカ財務省アルコール・煙草・火器局)の捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)はその手腕と、同僚の復讐を果たしたいという強烈な動機を買われ、最高機密に位置づけられた監視システムを使った特別捜査班に招かれることとなる。

白雪姫──それが監視システムに与えられたコードネームだった。衛星から送られてくる監視データを常時蓄積し、4日と6時間前の映像と音声を再生できる。ジャスト4日と6時間前。見たい場所ならたとえ壁をすり抜けても見ることができるが、膨大なデータを処理する制限のため、巻き戻しも早送りもできない。適切に使えば事件に至るプロセスを正確にトレースできるが、そうでなければ高価なのぞき趣味の道具になり果ててしまうシステムだった。

事件直後、女性の不自然な水死体が発見された。テロの被害者に見せかけられていたが、死亡推定時刻は事件より2時間前。デンゼル・ワシントンは彼女が事件に何らかの関わりがあると判断、「白雪姫」を駆使して4日と6時間前からの彼女の足跡を、確実な死へと向かう彼女の最後の日々を追いかけるのであった。

このまま煮詰めていっても面白い話になりそうだし、個人的にはそのほうが好みだが、物語はこの後、急展開を遂げる。

画面情報からだけでは判断しづらいこともあり、解釈の分かれるところだが、あまり小難しいことは考えず、見たまんまを楽しめば良い作品だと思う。事実というのは可能性の一つに過ぎないわけなんだから。

本作の中で、防犯カメラシステムがいくつか登場する。「白雪姫」は置いておくとして、容疑者とおぼしき男性が持っていたバッグからデータベースにアクセスし、同じバッグが映っている録画データを検索するシステム。台詞でも少し説明されていたが、これは「顔認証」というシステムで、この技術自体は確立している。入力映像から「顔」を選択し、データベースにある顔情報と一致点を探し出し、一致すればアラートする(入退室管理の場合はその逆)というシステム。

ただしそれをバッグでできるかと言えば、バッグのデータベースを事前に作成しておかなければならず、そんなことは現実には不可能だ。

昨年あたりから防犯カメラ業界ではIVS(インテリジェント・ビデオ・システム)が本格運用され始め、主に空港などで導入されている。これは前述した顔認証だけではなく、フェンスをよじ登ったり、境界線を越えて進入しようとしたり、オブジェクトの置き去り/持ち去りを検知するもの。ライブでアラートすることもできるし、条件をフィルタリングして録画ファイルを検索することもできる。現実が映画に追いつきつつある。

ちなみに現在は「デジレコ」と呼ばれるDVRにその機能が盛り込まれているが、カメラ本体がサーバー機能を持つようになり、負荷分散型のシステムも登場している。ネットワーク・カメラの分野ではPanasonic、CANONの後塵を拝していたSONYが、このIVをいち早く取り入れた(実用的かどうかはさて置く)。

また、録画ファイルを拡大して鮮明な画像が表示されるシーンが、この映画に限らず少なくないが、殆どの防犯カメラは38万画素であり、どれだけ画像補正しても鮮明になりようがない。最近ではメガピクセル・タイプのネットワーク・カメラが登場しており、これならば映画のようなシーンもあり得るが、当然データのトラフィック量が大きくなり、フレームレートが低下する。この分野でもアメリカは進んでおり、TCPではなくUDPを使い、同時アクセス数の制限はあるが、高画質・高フレームレートを実現している。これなら、映画のように録画ファイルを拡大しても鮮明な画像が得られる。これも現実が映画に近づいている例。
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by nakieiga | 2007-03-25 11:10 | 映画

『.45(ポイント45)』

ろくでなしの恋人ビッグ・アル(アンガス・マクファーデン)に暴力で支配されたキャット(ミラ・ジョヴォビッチ)が、いろんなものに対して復讐する、という話。DV男はロクでもないが、DVから救い出すという錦の御旗の下、自分たちの欲望を満たそうとする連中もロクでもない。楽しませてもらったが。

まあ、そうは言っても貧乳女王のミラ・ジョヴォビッチ。乳首の高さと胸の厚みが同じくらいでも許せるという向きでなければ満足するのは難しい。そういう趣向の持ち主なら、相変わらずの良い仕事っぷりに惚れ惚れすることだろう。

そう、映画としての出来はどうってことないし、詰まるところはダークな「自分探しの旅」。取り立てて語ることもないように思う。それでも興味を惹かれるのは、ミラ・ジョヴォビッチの熱演に尽きる。IMDbのコメントもだいたいそんな感じだ。

アンガス・マクファーデンはどこかで見たことがあると思ったら、『ソウ3』の人だった。
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by nakieiga | 2007-03-19 17:14 | 映画